隣組についてお話します
私は自治会と言うものについて、常々考えることがあります。
我家は今年、隣組長に当たりました。
私達の隣組は7軒ですので7年に一度隣組長が回ってきます。
隣組は戦争中に出来たものを行政が便利なのでそのまま継続していると聞きました。
そのため3軒で1つの隣組を構成しているところもあれば、15軒位で1つの隣組を構成しているところもあります。
この原因は歴史的な経緯でそうなっているので変更するのは容易ではありません。
私は隣組長になるたびに、この不公平をなくすべきだと主張していますが、相手にされることはありません。
私の属する区は18の隣組がありますが、そのうちのほぼ半分はここ50年くらい前から宅地造成が始まり、新しくよその地区から移ってきた人たちです。
その人たちは初めから15軒位を基準に隣組を構成してきました。
ところが我が家が住む昔からの地域はだんだん空き家が多くなって、お店はあるけれども住居は別のところにあるというような状況になってきました。
人間関係と言うものは難しいもので、特に隣同士と言うものは土地の境紛争などがあり、隣組の合併を提案しても古い地区は同意するところが少ないのです。
あの家があるからいやだと言って、なかなかまとまりません。
隣組長は行政の下請けのようなものになり1年間と言えども大変忙しいです。
特に高齢者世帯は隣組長は作業が多く免除してやればよいのにと思います。
本来任意団体のはずの自治会や隣組に行政の下請けをさせて、一例をあげれば市役所の退職者が天下りする社会福祉協議会や日赤支部の会費を隣組長に集めさせるのはおかしいです。
会費の中から職員の人件費も出ているのですから理にかないません。
ごみ当番位は仕方がありませんが隣の市ではごみ当番の回数を減らすためにいろいろな工夫をしていますが、私の市では改善の気持ちが全くありません。
共稼ぎをしているご家庭では朝の時間にごみ当番などしていられないのに
1年に3回位回ってきて容器の片づけもしなければならないので、有給をとって当番をこなすのだそうです。
お役所は一度決めたことは変えないものだそうですが、市民に過重な負担を負わせるのはいかがかと思います。