パソコンのドライブレター(Cドライブとか)の謎
パソコンに関する豆知識を1つ。
といってもパソコンに少しでも詳しい方には常識であり、逆にパソコンにあまり興味が無い人にとっては全く理解できないかもしれない、そんな毒にも薬にもならないような豆知識ですが、ぜひお聞きください。
日本人のほとんどの方が1度は触ったことがあるであろう、『パソコン』。
ネットにつながったり、難しい計算をしてくれたりと、大変便利なもの。
このパソコン、簡単に構造を説明すると、計算するところと、それの作業台的なところ、記録しておくところと分かれます。
今回の豆知識の舞台となるのは記録しておくところ=ハードディスクです。
ハードディスク(もしくはSSD)とは、パソコン上で作業した内容を保存しておくところなのですが、パソコン上でこのハードディスクを確認すると、ドライブの名前の前に、「C」と記載されています。
ほかにもつないでいるハードディスクがあればそれには「D」や「E」という風に、どんどん英語が順番につけられていきます。
この英語、ドライブレターというのですが、不思議なことに、どんなにたくさんつないでも、「C」からスタートするのです。
AやBは無いの?いきなりCからなんてちょっとドキドキ!なあんて冗談はさておき、なぜCからなのでしょうか?
それは、
ハードディスクより前に、幻のドライブが2つ存在していたから。
果たして幻のドライブとは?
それは『フロッピーディスクドライブ』です。
実は昔のパソコンは、今のような大容量のハードディスクは無く、代わりにフロッピーディスクドライブがついていました。
まずこのフロッピーディスクドライブに『A』という名前が付けられました。
その後、フロッピーディスクドライブを2つ搭載した機体が出てきたので、このドライブには『B』という名前が付けれらたのです。
そしてついにハードディスクに『C』という名前がつけられ、今度はフロッピーディスクが衰退していき、そして「Cドライブ」だけが残っていった、ということだそうです。
よくオフィスソフトで保存する時に押すボタンが、実はフロッピーディスクをモチーフにしているそうなのですが、最近の方若い方はフロッピーディスク自体見たことが無く、何を表すボタンなのかイメージできないそうです。
時代の変化の速さ、恐ろしいですね。。。