ネジを外す工具の種類と使い方について
ネジが錆で固着していたり溝がなめっていて普通のドライバーでは外せない場合に使用する工具について紹介したいと思います。
①ネジザウルス
実際使用した事はありませんがプライヤーの掴む部分の溝が立てに切ってありネジの頭の部分を掴みやすくなっているようです。
ドライバーの当たる溝部分がなめっているM6(直径6mm)位までのネジであれば外しやすそうですが、固着したネジではあまり役に立ちそうにありません。
②インパクトドライバー
電動のインパクトドライバーとは違います。
ドライバー部分をネジの頭に合わせてから、外したい方向に(通常のネジであれば時計の逆周り)つかみの部分を回転させて後ろからハンマーで叩いくと衝撃とともにドライバーが回転してネジが外れる仕組みです。
たいていのホームセンターには置いてあるので、使い勝手の良いものであると思うのですが、使用した感じではどの程度の固さのネジに使用してよいか分からず、購入してみたもののすぐに使わなくなってしまいました。
③貫通ドライバー
ドライバーの金属部分が掴みの部分を貫通しているドライバーです。
ネジを外す工具は色々有りますが、たいていのネジはこのドライバーで外す事が出来ます。鉄の棒に掴みが付いている構造なのでおしりの部分をハンマーで強く叩く事が出来るます。
ドライバーの当たる部分が多少変形していても食い込んで、おまけに衝撃により固着した部分も外れる事が多く錆びているネジでも外す事が出来るのです。(錆び付きがひどい場合は潤滑剤や灯油を浸み込ませて2~3日間後に作業すると外しやすいです)
④逆タップ
ネジを外そうと試みてネジの頭の部分が取れてしまったときに使用します。
ネジの頭部分が取れてしまってもネジ部分の固着が無ければ小さなタガネで叩いたり折れた部分をニッパーなどで引っ掛けて取り外す事ができますが固着している場合はドリルで下穴を空けて逆タップで外します。(③の説明と同様に錆び付きがひどい場合は潤滑剤や灯油を使用します)
普通のタップと同じようにタップハンドルを使用しますが、違うところは緩める方向に回すとタップが逆に食い込む構造になっていて下穴に食い込みつつ固着したネジ部分が外れる仕組みです。
自分の経験から言うと貫通ドライバーと逆タップの2つがあれば殆どのネジは外す事ができました。