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猫派の人間が犬を、犬派の人間が猫を好きになるにはどうすれば良いのか?というお話

この世界に置いて終わる事のない争いの一つに、「猫が好きか、犬が好きか」があります。

この争いがなぜ起こるのかと言うと、猫と犬が示す行動の意味が違うからです。

両者はともに『ネコ目(食肉目)』に分類され、ペットとしての知名度の高さも相まって、同じように扱われがちですが、その本質は大きく違います。

しかし、それを理解していない方々(特にどちらかの飼育経験しかない方)が、一方的価値観で両者を判断しようとするために、猫派と犬派の対立が起こってしまうのです。

猫と犬の違い

一般的に知られている事ですが、犬がシッポをブンブン振っている時は機嫌がいい時の証拠です。なので、猫がシッポをブンブン振っている時も機嫌がいいと思ってシッポをムンズと掴んでしまうと、おそらく猫パンチが飛んでくるでしょう。

犬派の人間にとってはそれだけで猫が嫌いになりそうな案件ですが、これは仕方のない事です。猫がシッポをブンブン振っている時は、考え中を意味します。思考で言えばどちらかと言うと不快なのです。

同様に、猫に近づく時はカニ歩きがいいと言うのも一般的に知られている事ですが、その意味を考えた事はありますか?

猫は犬と違い、視線を合わせる事を極端に嫌います。猫にとっては視線がぶつかる事は敵意を意味するからです。

そのため視線を合わせないように近づくカニ歩きが有効なのですが、これを犬にやると逆効果になってしまいます。

犬は視線と視線で会話するので、視線を外されて近寄ってくる相手や、猫派の人間が行う無意識な視線そらしを恐怖に感じてしまうからです。

猫とも犬とも仲良くなろう

この方法は至極簡単です。基本原則として、猫には構わず、犬には構ってあげてください。

猫は構えば構うほど、懐かない傾向があります。犬はその逆です。

「大切にする」は価値観が人それぞれにある難しい言葉です。猫とも犬とも仲良くなり、お互いの魅力に気づくためには、凝り固まった価値観を捨てて、それぞれに合った付き合い方をしなければなりません。

両者を「同じように大切にする」をしては絶対にいけません。それが全ての人間にできるようになった時に、猫派と犬派の不毛な戦いは終わりを迎えるでしょう。

-動物, 豆知識