海外のお風呂場は大理石で滑りやすいです
数年前会社の同僚がホテルのお風呂場で滑って顔面を打ち、救急に運ばれるという事故がありました。
顔の眉間を何針か縫って暫くは目を当てられないぐらい痛々しかったものの、後遺症は残りませんでした。
私も病院に付き添いましたが、とにかく打ち所が悪くて命にかかわったり、失明などに至らなかっただけでも本当にありがたいと感謝しました。
ホテルの近辺に大学病院があったので直ぐに治療を受けられたこと、また医師の腕が良かったことも幸いでした。
勿論医療費は破格でしたが、出張中だったので会社の保険もおりました。
本人のせいではありませんが同僚は深く反省し、暫くは随分静かでした。
この事故は、米国のホテルで起きました。米国だけでなく、海外ではお風呂場の床が大理石で滑りやいことが多いと思います。
今回私は中国に出張して二つのホテルに宿泊しましたが、両方とも客室のお風呂場は床が大理石でした。
確かに豪華で水にも強く清掃もし易いので、昔からお風呂場には大理石が好まれています。
同時に表面は滑りやすく極めて硬いので、大理石の床に慣れていない日本人には細心の注意が必要だと思います。
石鹸が体についていたりちょっと寝ぼけているだけで、私も何度か滑りそうになったことがあります。
海外出張時には思いがけない事故が起こる可能性がありますから、万が一の時誰かに助けを求めることができることが重要です。
同僚の場合たまたま私も同じホテルに宿泊していましたが、もし直ぐに駆けつけることのできる人がいない場合には、迷わずホテルのレセプションに電話をして助けを求めることをお勧めします。
ホテルの従業員は、このような非常事態に対してある程度のトレーニングを受けておりますし、現地の病院などは把握しているので最善の協力を惜しまないと考えます。
それから病院に行く際には、少なくともパスポートとクレジットカードは持っていきましょう。
支払い能力が確認できない場合は、外国では治療を施さないこともあります。