パソコンの補助記憶装置の豆知識
今日はパソコンの補助記憶装置に関する豆知識をご紹介します。
パソコンの補助記憶装置として一般的にHDDが採用されていますが、このHDDをメンテナンスすることによって、処理速度を改善する方法をご紹介します。
断片化
HDDは、データを追加したり削除したりと、使用しているうちに1つのまとまったデータが散らばって記録されるようになります。
これを断片化と言います。断片化が起こると、データを読み込む際にいろいろな場所に探しに行くようになるので、パソコンの処理速度が低下してしまいます。
この断片化を、2~3か月に1回程度といった頻度で定期的に解消する必要があります。
Windowsには、HDDの断片化を解消する「ディスクデフラグツール」というツールが標準で搭載されているので、みなさんもぜひ活用してみて下さい。
デフラグ
Windows 7の場合は「スタート」メニューから「すべてのプログラム」、「アクセサリ」、「システムツール」、「ディスクデフラグツール」と順に選択していき、ディスクデフラグツールを起動します。
次に、Cドライブなど目的のドライブを選び、「ディスクの分析」をクリックします。
分析が終わったら「ディスクの最適化」をクリックしてデフラグを開始します。HDDの状態によりとても時間がかかることがありますので、時間に余裕のあるときに実行して下さい。
また、デフラグが終わるまでは絶対に電源を切らないようにして下さい。
なお、最近はストレージに、処理速度がとても速いSSDを採用したパソコンが増えており、こうしたパソコンの場合はHDDとは構造が違うため、SSDの寿命を縮めることになるので、デフラグは行わないようにしましょう。
SSDは速い
ちなみに私は、従来のHDDを搭載したパソコンを1台、SSDを搭載したパソコンを2台所有していますが、SSDを搭載したパソコンはとても速く、快適です。
これらのパソコンを比較すると、OSの起動時間が2分程度、OS起動時に自動起動するセキュリティーアプリの起動時間が2分程度違い、ブラウザーや音楽再生アプリなど、他のアプリもSSDの方が全般的に速いため、ストレスを感じません。
パソコンはOSやCPUなどによっても処理速度が変わるため、一概には言えませんが、その点を考慮してもSSDを搭載したパソコンは桁違いに速いので、皆さんもぜひ、SSDを搭載したパソコンを使ってみて下さい。