ホホジロザメに怖いイメージを持っている人のためにお話します
ホオジロザメ、この名前を聞いて皆さんはどんなイメージを抱きますか?
そうですよね、人食いザメ、食べられちゃうってイメージを持つと思います。
これはスティーブン・スピルバーグ初期の映画である「ジョーズ」の影響が大きいと感じてます。
なんでもかんでも人間とあれば襲って食べてしまうジョーズのイメージがついて、ホオジロザメイコール「おそろしいイメージ」がついているのかと存じてます。
そんなホオジロザメのイメージをここで一新できればと思います。
まずホオジロザメは海洋生物、特に肉食系で最も強い動物ではございません。最も強いのはシャチです。
魚類で最強なのはホオジロザメです。ホオジロザメの天敵はシャチと人間です。かといってシャチもホオジロザメを積極的に襲って食べたりはしません。
なぜなら、おわかりの通り6メートルもある牙もギザギザのお魚を襲えてばシャチもどうなるか?無事にはすみません。
シャチは頭がいいのでそこらへんは知っています。ただし偏食性のあるシャチは積極的にホオジロザメ、サメ全般を襲って食べます。
ここでおそろしいイメージのあるホオジロザメを擁護してみたいです。
ホオジロザメは人間からしたら脅威です。私もインターネットで閲覧したことがございます。ホオジロザメに噛まれてしまえば、人間など一溜りもありません。
これ以上は書けませんが、そんなイメージもあるため恐れられます。
しかし、それは人間が原因が殆どです。襲われる人間の多くはサーファーであることが多いです。
サーファーは波のあるスポットまでサーフボードで泳いでいきます。その形状がホオジロザメにはアザラシ、オットセイに見えるのです。
人間なんてアザラシ、オットセイに比べれば脂肪も肉もないので美味しくありません。シャチと違い偏食性のないホオジロザメには人間を相手することはありません。
サーファー以外に襲われる人間の特徴として、ホオジロザメが美味しく食べたいオットセイ、アザラシのいるスポットに人間が遊んでいるからです。
ですので、ホホジロザメは積極的に人間を襲っているのではなく、「見間違え」「勘違い」などが原因で、たまたま襲われてしまった。と考えるのが正しいでしょう。
元はと言えば、海の中はサメのテリトリーです。
サメは生きるために捕食しているのですから、テリトリー内にいる全ての生き物は「捕食対象」に成り得るのです。
勝手に海の中に入っておいて、自然の摂理に巻き込まれれば文句を言う。サメからすればはた迷惑な話ですよね。
「人喰鮫」の異名を持っているホホジロザメですが、現実はそうではないということを知って頂ければと思います。