ヒートという映画の善と悪について
1995年にアメリカで公開された「マイケル・マン」監督のヒートという映画についてご案内します。
まずは、この映画に出てくるアルパチーノ、ロバートデニーロは同じ役者の学校の1年先輩と後輩です。デニーロの方が後輩です。
そして、この黒と白の表と裏の最強カリスマ俳優同士がハリウッド映画の中で戦います。監督はロサンゼルスの夜を写したら誰にも負けないマイケルマン監督です。
8ミリフィルムで撮ってるためコマ送りが違います。素晴らしい夜の風景です。
私は実際にアメリカに行きましたがロサンゼルスの夜景そのものです。とてもかっこよかったです。
まさにマイケルマンは実寸大のアメリカを見せたかったのだと感じます。
ここからが本題です。この映画は重犯罪捜査官のアルパチーノと犯罪プロフェッショナルのロバートデニーロの共有する気持ちはありながらも、狼と番犬の違いの立場から仕方なく戦っっていく物語です。
これを見ると一番の悪、一番の善なんてものはないと感じます。犯罪プロフェッショナルのニール(ロバートデニーロ)のチームに新参者の中途半端な悪党が一番たちが悪い。悪党ほど情に熱い。まさにその通りだと実感させられる映画でした。
この映画の配役もすごいよかったです。トムサイズモア、バルキルマーなど最高の犯罪プロフェッショナルチームなんです。全員がプロ、俳優としてもプロフェッショナルだなと感じることができました。
やはり最後に話したいのは、ニールマッコーリを演じる、私の大好きな俳優ロバートデニーロです。
ロバートデニーロが今まで演じてきた役の中で一番カッコよく。本当に犯罪プロフェッショナルの人間だと感じました。本当にニールマッコーリがいるかのように感じましたね。
そしてヴィンセント演じるアルパチーノはフェイク、ゴッドファーザーなど演じてきましたが私はヒートで演じたヴィンセント警部が最高になってました。
ハリウッドの2大スターであるアルパチーノとロバートデニーロ。この二人はハリウッドでも双璧です。映画の中でも撮影時にどうやって善と悪を演じたのか気になって仕方ありませんでした。