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江戸時代にも、100円ショップがあったのをご存知ですか?

皆さんも一度は利用したことがあるであろう「100円ショップ」。

こんなものまで100円で売っているの?と驚くくらい、品揃えが豊富ですよね。

そんな便利な100円ショップ。実は、江戸時代にもあったということをご存知でしたか?
はるか昔の江戸時代。「十九文屋」という店が流行しました。

現代の100円ショップと同じで、お店に並んでいる商品は、全て一九文(今だと380円ぐらい)という均一価格で販売されており、江戸の町では、とても人気がありました。

ただ、店とはいっても立派な店構えがあったわけではなく、道端に敷物を敷き、その上に商品を並べて売っていました。こんな簡易的な均一価格店でしたが、これがびっくりするほど人気を博していたのだとか…。

【何が売られていたの?】

もともとは女性用の小物、主に髷(まげ)にさす木製のクシなどを中心に扱っていたようです。

しかし、それらが評判をよんで繁盛するようになると、さらにいろいろな商品を販売するようになりました。

日用雑貨など、とにかく色々なものが売られるようになり、ますますその人気が高まることになったのです。

【価格設定は多種多様に】

流行を見せた十九文屋。すると、次第に販売価格のバリエーションが広がっていきました。一九文に限らず、十三文などの均一店が軒を並べるようになったのです。

それらは、まとめて「諸色均一商店」と呼ばれるようになりました。現代でも、100円ショップだけでなく300円ショップなども出てきていますよね。

100円だけでなく、様々な価格を設定したお店が出していたところは、現代と同じ感覚ですね。

ちなみに十九文とか三十八文というきりのよくない数字にも、しっかりと意味があります。

それは、200円よりも198円の方がぐっとお得感が増すからだそうです。そこら辺の感覚は、現代の私たちの感覚と同じですね。

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