アメリカ人は他人の仕事を手伝わない!?その理由とは?
アメリカ人のイメージを人に尋ねると、大体の人が大柄、大食い、おおざっぱな性格などいろいろと出てきます。
どれも間違ってはいないと思いますし、確かにそような人たちを大勢私は見てきました。
しかしその中に、実はイメージと現実が違うものがあります。
アメリカ人はビジネスでは助け合いの精神が実はないんです。アメリカのイメージですと、レディーファーストでしたり、お年寄りなどにすぐ席を譲るイメージがあり、周りを気遣って助け合っているのかなと思います。
事実2001年の全米同時多発テロの時は、多数のボランティアが集結し、皆でアメリカを立て直そうとがんばっていました。確かにそれは事実だったのですが、そればビジネス上だとガラッとかわります。
人が業務で困っていたり、残業になりそうな時、手助けはしないで、定時になったら帰宅してしまいます。
なんとも親切心がない人だと思ってしまいますが、彼ら彼女らにはしっかりとした理由があるのです。
それは、まず人の仕事を取らないの精神があるのです。
よくイベントやスポーツ観戦に行くと、アメリカ人はゴミをその場に置いて帰宅します。日本ではマナー違反とされ、決して良い行いではないと教えられています。
しかしアメリカでは、特に問題無いことと習慣づけられています。その理由は、仮にゴミ箱にゴミを入れてしまったら、クリーニングスタッフの仕事がなくなってしまう。
要は、その人たちの仕事を奪うことになると考えているからです。
そのことから同僚の仕事に手助けしないのは、その人の仕事を奪わないためと考えている面があるからです。
またもう一つ理由があります。
それは、契約です。アメリカのビジネスマンは契約した仕事以外はしない傾向があります。
事実契約国家ですので、定められている事以外しないのが常識となっているのです。
つまり、同僚の仕事を手助けすることが契約になければしなくても問題にはならないのがアメリカのビジネスルールなのです。